2006年12月22日

続・あらためまして こんばんは

「あらためまして こんばんは」

番組に出演したゲストに対して いっているときもあれば、聴取者・視聴者に対していっているときもあります。

前者の場合には、ラジオ・テレビを きいているものには「あらためまして」は余分です。いっている本人にとっては、おそらくは 本番まえの うちあわせのときにすでに挨拶をかわした あいて でしょうから、それこそ、あらためて、「こんばんは」と いうことに 抵抗感があるのでしょう。

「あらためまして銅メダル」と いいつつ花束を てわたした アナウンサーがおりました。これも、うちあわせのときに「銅メダル、おめでとうございます」とかなんとか 挨拶していたのでしょう。

後者のケースはラジオの場合におおいようです。番組が はじまったときに、番組名のコールや 出演者の自己紹介もなしに 話題にはいっていっていたような場合で、一段落ついたときに 発せられることがおおいようです。

「あらためまして」というコトバ自体が おかしなものです。丁寧に いわなければ、という意識から 発せられたものでしょうね。

あらためて もうしあげます。アナウンサー諸氏、諸嬢、変なコトバづかいは おやめください。


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あらためまして こんばんは」 (2006-09-17 07:11)
posted by showhay at 08:12| Comment(12) | TrackBack(0) | 未分類
この記事へのコメント
プルです。
「あらためまして」って変ですね。ラジオなどでは途中でCMなどをはさんだ後や、ネットワークの事情で番組の途中から放送される局などがありますが、このような時によく使われますね。放送を最初から聞いていた人にとっても、途中から聞くことになった人にとってもしっくりくるコトバではありませんね。
「あらためまして あけましておめでとうございます」のコトバを聞く時期が近づいています。
Posted by プル at 2006年12月22日 22:40
改めまして、こんばんは(こんにちは)!

変ですね。変ですよね?
これ、実はJC(青年会議所)のメンバーの口癖です。
これ、乃至、これに類したフレーズで話し始める御仁がいて、若干傲慢な印象のする人物だとしたら、まず十中八九はJCメンバーあるいは経験者とみて間違いないでしょう。
近づかないことをお薦めします。
Posted by も at 2009年07月16日 20:57
わたしは JC の OB ですが、あの いいかたをメンバーから聞いた記憶がありません。ま、傲慢な人間は どこにでも おりますので、 JC メンバーだからという理由で ちかづくのを さけることはないでしょう。いろんな種類のひとと接触をもって、おのれの こやしにすればいいのですよ。
Posted by showhay at 2009年07月17日 08:40
>「あらためまして」というコトバ自体が おかしなものです。丁寧に いわなければ、という意識から 発せられたものでしょうね。

広辞苑によると「あらためる」には
・(ことばや態度を)堅苦しく儀式ばらせる。きちんとさせる。
の意味があります。

お互い同志は 既に挨拶を済ませていても、
全員が揃ったとき、定刻になったときなどに、ケジメとして挨拶し直すことはよくあります。
挨拶 それも公式なあいさつですから、ていねい語「ます」を付けます。
「あらためまして こんばんは」のコトバ自体がおかしいとは思えません。




>番組に出演したゲストに対して いっているときもあれば、・・・

視聴者は それまでの雰囲気を知らないわけです。
いわば楽屋落ちで、この場合は 私も引っかかりますね。




>後者のケースはラジオの場合におおいようです。番組が はじまったときに、番組名のコールや 出演者の自己紹介もなしに 話題にはいっていっていたような場合で、一段落ついたときに 発せられることがおおいようです。

この場合、私は違和感を感じません
Posted by McC at 2009年07月18日 20:00
「あらためる」は他動詞です。なにを "あらためる" といっているのでしょうか。「ことばや態度をあらためる」という意味にしかとれません。

McCさんが引用なさっておられる広辞苑のBの意味での用例は「ギョウギ(行儀)ヲアラタムル」と「衣服をあらためる」です。他動詞ですので、あらためる対象が明記されております。

自動詞は「あらたまる」です。広辞苑の「あらたまる」のBには「ことさらに威儀を正す。格式張る」とあり、用例には「ヲヲ、あらたまった。願とは何事じゃ」 「あらたまってのご挨拶」 「あらたまった場所に出る」が掲載されております。用例の1・2番目は "行為の相手が受ける印象" であり、3番目は対象自体の性格・性質のことです。

自身が "あらたまる" ことはあっても、それは外見上のこと、心のもちよう、こころのなかでのことであって、「あらたまって申しあげます」などと発言することはありえません。

「年{とし}があらたまる」とは いいますが、「年があらためる」とはいいません。自動詞と他動詞のちがいです。「年をあらためる」ことはできませんが「年度をあらためる」ことはできます。

はなしがそれました。もとに戻します。

「あらためまして こんばんは」は 「これまでのことば・態度をあらため、きちんと申しあげます。こんばんは」を省略し、接続助詞「て」で結合させたものではなく、 「すでに 申しあげておりますが、あらためて ご挨拶をいたします。こんばんは」という意味のことばのつもりで省略したものだと思います。

その場合に「あらためまして こんばんは」が成立するかどうか、です。
「あらためて挨拶をするよ。こんばんは」
を丁寧形にすると
「あらためて ご挨拶を申しあげます。こんばんは」
になります。
「あらためまして ご挨拶します。こんばんは」
「あらためまして ご挨拶を申しあげます。こんばんは」
とは言いません。丁寧にするのは うしろの語句についてであり、まえの語句は普通形です。

「あらためまして こんばんは」
は「あらためまして ご挨拶します。こんばんは」や「あらためまして ご挨拶を申しあげます。こんばんは」の「ご挨拶します」 「ご挨拶を申しあげます」を省略したカタチです。あらためて なにをするのか、その "なに" が省略されてしまっているのです。つづけて「こんばんは」と挨拶しているのだから いいではないか、と いわれれば、ナニヲカ イハンヤであります。

「あらためて」には つづく ことばがあり、敬語にするときには そのことばを敬語にするのであり、「あらためて」を「あらためまして」にすることは ありません。それゆえ、「あらためまして」自体が おかしな ことば なのです。
Posted by showhay at 2009年07月19日 09:42
showhayさんのおっしゃっている通り、「あらためて ご挨拶を申しあげます。こんばんは」が正しい言い方でしょうね。

少々堅苦しい言い方なので、アナウンサーとしてはもう少し短く、柔らかい感じにまとめたい、というわけで「あらためまして」という変な言葉を作ってしまったのだと思います。

ただ、ここまで広まってしまうと、何の違和感も持たない人が多くなってしまうのも当然のような気もします。

「こんにちは」自体、かなり落ち着かない省略ですが、今では誰も疑問を抱きません。

「あらためまして」に変わるすっきりした表現が見つからないと、そのまま使われ続けて定着してしまうかもしれませんね…。
Posted by ぐすたふ at 2009年07月19日 10:45
ぐすたふサンのおっしゃっておられるとおり、「こんにちは」も「こんばんは」も肝心な部分をはぶいてしまったあいさつ'ことばになってしまいました。

「こんにちわ」 「こんばんわ」と書くかたもいらっしゃいます。「は」が助詞であるとは思ってもみないことなのでしょうね。ローマ字では「wa」ですがね。

正書法のいまだに定められていない日本語の正書法を考えておられるかたのなかには、助詞のハをワと書くことにしよう、オトウサンのように "のばす音" は母音をくりかえしてオトオサンと書くことにしよう、と 提言なさっておられるかたもいらっしゃいます。
Posted by showhay at 2009年07月19日 20:36
>「あらためる」は他動詞です。なにを "あらためる" といっているのでしょうか。「ことばや態度をあらためる」という意味にしかとれません。

主語も目的語も省略されているのですね。
「こんばんは」「さようなら」「いただきます」etc.
省略形の決まり文句は日本語の特徴と言ってしまえばそれまでですが。



>「あらためまして こんばんは」は 「これまでのことば・態度をあらため、きちんと申しあげます。こんばんは」を省略し、接続助詞「て」で結合させたものではなく、・・・・・・

私には、こちらが正解だと思えてなりません。

・全員揃いました、定刻になりました、準備が整いました、
・ここで区切りをつけて、
・ことば、態度、等々を改めました(現在完了)ので、
・正式に御挨拶申し上げます。
・こんばんは。
これらすべてを包含融合省略した形が「あらためまして こんばんは」ではないでしょうか。




>「すでに 申しあげておりますが、あらためて ご挨拶をいたします。こんばんは」という意味のことばのつもりで省略したものだと思います。

私は そうではないと思っているわけですが、もし そうなら、「あらためて」は副詞でしょう。
もちろん「あらためて御挨拶申し上げます」⇒「あらためまして」は、おかしな言葉ということになります。



p.s.
聞きなれたせいでしょうか、私には何の違和感もありませんでした。
また、
「あらためて ご挨拶を申しあげます。こんばんは」とは微妙にニュアンスが異なると感じました。

そこで、あまり論理的に とはいきませんでしたが、
「あらためまして こんばんは」擁護論を展開した次第です。
Posted by McC at 2009年07月20日 00:07
McCさんは「あらためまして」に違和感をおぼえておられない、ということはわかりました。

わたしは「あらためまして」という ことば自体がおかしなものだと言っているのです。

つちかってきた語感に差があるのですから かみあわないことは承知のうえで申しあげます。

「あらためまして こんばんは」の「て」が接続助詞のように使用せられています。これが「あらためまして。こんばんは」であれば終助詞です。

この場合でも、「あらためまして。こんばんは」ではなく、「あらたまりまして。こんばんは」でしょうね、しいていえば。

終助詞であれば、終助詞らしく言わなければなりません。つづけて言ってはなりません。

「こんにちは いいお日和でございます」
「さようならば これにて辞去いたします」
の後半が省略されて あいさつことばになったように
「はじめてお目にかかります」

「はじめまして」
というアイサツことばになっております。

「はじめまして」の「て」は終助詞です。

初会が「Nice to meet you」で2度目以降が「Nice to see you」に変化するように、初会が「はじめまして」で2度目以降が「あらためまして」 「あらたまりまして」になる──というような妄想をえがきそうになりました。

それはさておき、「あらためまして」は「はじめまして」に ひきずられた表現なのではないかと思います。

「て」は一筋縄ではゆかぬことばじゃて。
Posted by showhay at 2009年07月20日 14:07
MoCさん:

>全員揃いました、定刻になりました、準備が整いました、
>ここで区切りをつけて、
>ことば、態度、等々を改めました(現在完了)ので、
>正式に御挨拶申し上げます。

なるほど、このようなニュアンスで使われている方もいらっしゃるのですね。

「紹介」、「報告」などの文脈で使われる場合にほとんどが、「改めて」という副詞を丁寧にした言葉として用いられているので、挨拶でも同様の意味だと思っていたのですが、言われてみると確かにそういうニュアンスが乗っかっているという感じもします。

ただ、自分の感覚もshowhayさんと同じで、その場合でも「あらたまりまして」が正しい日本語だという気がします。

「初めまして」に引きずられたというのもありそうな感じですが、

http://archive.mag2.com/0000185620/20090531082000000.html

で説明されているような敬語の過剰表現の流れの影響もありそうですね。

もっとも、日本語として正しいかどうかという議論を別にすると、自分も「改めまして」は結構使ってしまいます。
ある程度多数派になってしまった表現を避けると、逆に違和感が生じてしまうという安直な理由からですが…。

「憮然」なども、本来の意味で使ったところでもはや通じませんし、むしろ誤解されてしまうので、自分の場合、間違った意味であえて使うか、使わないかの二択しかありません。
言葉は生き物であるとはいえ、何とも悩ましいところですね。
Posted by ぐすたふ at 2009年07月21日 19:01
ぐすたふさん
>「初めまして」に引きずられたというのもありそうな感じで

私は目的語が省略された形だと思っていたのですが、
もし何かに引きずられているのだとすれば、
それは「あけまして おめでとう」かもしれません。
Posted by McC at 2010年03月06日 14:45
もう6年も前の話題ですが、非常に興味を引かれたため、コメントさせていただきます。
 私の職場でも、(*)「あらためまして、おはようございます。」という人が大勢います。この「挨拶」が発せられるのは、会議で、スピーカーが交代する時です。交代後のスピーカーが発します。
 私は、これを聞く度に、違和感を感じます。その理由は、「何を改めたのか」が、よく分からないからです。(*)の文は、私には、「改める」と「お早うございます」の2つの文を、接続詞「て」で繋げた重文にしか聞こえません。「改める」は他動詞であり、目的語を取らないと意味を成しません。
 また、「改める」には単に変えるという意味以上に、「良くする」という響きがあります。よって、交代後のスピーカーがこれを言うと、「(前のスピーカーと代わり)良くなりました。お早うございます。」に聞こえてしまいます。
 私の想像では、話し手の意図は、「あらため(て、ご挨拶申し上げ)まして、おはようございます。」です。この言い方を省略しているのです。しかし、この言い方は接続(助)詞「て」が2回続く、話し手の意図が伝わり難い悪文です。その上、福祉である「あらためて」の語尾が「まして」になることで、動詞になってしまいました。動詞になったことで、私は、「何を改めたんだ?」と、聞きたくなってしまいます。
 つまり、元はキチンとした挨拶であったものを、省略してしまっているのです。そして、省略しているのに、丁寧感だけは出そうと「まし」だけは、省略しなかったのだと思います。このような形での省略が行われたのは、「明けまして、おめでとうございます」のような、言い回しの似た文体があったからだと思います。
Posted by nak at 2012年08月31日 08:25
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